
仮想通貨で年利10%〜20%以上稼げる新しい金融システム、DeFi(分散型金融)について説明するよ

年利20%なんてあるわけないよ、詐欺じゃない?やっぱ仮想通貨って怪しいよね…
DeFiとは?中央集権からの脱却
銀行は高コスト体質

銀行って立派なビルの中にあって、営業マンも高収入だし儲かってそうだよね〜。でも、ボクが預けたお金にはぜんぜん利息がつかないのは何で?

低金利とか、預金者が多いからと言うこともあるんだけど…
金融機関って「超高コスト体質」なの。駅前一等地のオフィス、綺麗な受付、営業マンの人件費…。それを維持するために、預金者のお金は眠ったままなの

えっ!?じゃあそのコストがなければもっと利息がついたりするんじゃないの?
私は大手証券会社に12年勤めていましたが、大手金融機関の「高コスト体質」にずっと疑問を持っていました。
駅前一等地の高級ビル、受付の綺麗なお姉さんや営業マンの人件費、メディア広告…。さらには無駄な会議に出張に転勤。

「それって必要?」「何のために?」みたいなことがとにかく多かったです。
本来このようなコストがなければ、預金者や利用者にもっと利益が行き渡るはず。
そこで登場したのが 仮想通貨のブロックチェーン技術を利用したDeFi(ディーファイ)という仕組み。“Decentralized Finance”=分散型金融という意味で、簡単に言えば銀行や証券会社を介さずに、お金のやり取りができる仕組みです。
これが、DeFiが「中央集権(国や銀行が管理)からの脱却」と言われる理由です。


待って、そんなの全然知らなかったんだけど?

日本国内では法規制や金融庁の制約があり、こうしたサービスを展開している企業はほぼ存在しない。現状、DeFiは海外のサービスを利用する必要があるんだ
だから、日本の金融ユーザーにはまだあまり馴染みがないけど、世界ではすでに数兆円規模のお金が動いているんです!
DeFiの基本ポイント
DeFi(Decentralized Finance)とは、中央管理者(=銀行や証券会社)を通さず、ブロックチェーン上のスマートコントラクト技術によって金融サービスが提供される仕組み。

例えるなら、ネット上の自動販売機、自動両替機って感じかな

DeFiでできることは以下の通り。
- 預けると利息がつく(レンディング)
- 通貨を交換できる(スワップ)
- お金を借りられる(レンディング/担保)
- ペアで預けて報酬を得る(イールドファーミング)

ビットコインに使われてる「ブロックチェーン技術」で色んなことができるんだね〜

そうそう。人が少ないからコストも安いし、その分のリターンが利用者に返ってくる。だから、DeFiは「金融の民主化」とも言われてるんだよ!
なぜ今DeFiが注目されてるの?
ここでは、DeFiのメリットと注目ポイントを解説していきます。
🔹① 銀行にはない高利回り
日本円を銀行預金に預けた場合の利息は、最近だと 0.2%前後ですが、DeFiでは、仮想通貨でイールドファーミングなどを使えば通貨によって年利5〜20%も可能。

年利20%!?銀行じゃありえないよね
これは、仲介者の中抜きを挟まず、ユーザー同士が直接資産をやり取りするからこそ実現できます。
🔹② 世界中どこからでもアクセスOK

DeFiは、利便性の面でも優れているんだ
DeFiはインターネットと仮想通貨ウォレットがあれば、誰でも・どこからでも・24時間使えます。
銀行口座も、書類も、審査も不要。
実は発展途上国の中には、銀行口座を持てない「アンバンクト(Unbanked)」な人々が約17億人もいると言われています。
例えば、銀行口座を作れないと、お給料を振り込みできず、きちんとした仕事に就けなかったり、働いて得たお金を安全に預けられなかったり…。
そんな人たちでも、スマホとネットさえあれば、お給料を受け取ったり、DeFiを使って資産を増やしたり、経済的に自立するチャンスが生まれます。

恵まれない環境に生まれた人々でも平等にチャンスを掴むことができるんだね!

これが“金融の民主化”って言われる理由のひとつ!
③透明性が高い

DeFiの技術は、効率が良いだけでなく透明性も高いんだ
DeFiの透明性の仕組みはこんな感じ。
- 人の手を介さずに、プログラムで自動処理(貸し借り、利息、スワップなど)。
- コードはブロックチェーン上に公開されていて、誰でも仕組みを確認できる。

プログラムで動くから「ウラ取引」や「えこひいき」がないのもポイント。全部が透明で、ルール通りに動いてる

確かに、既存の金融システムはウラ取引とか大人の事情が働いてそうだなぁ。。。
法定通貨と銀行の弱点
2020年のコロナショックをきっかけに、世界中の中央銀行が「お金を大量に刷った」ことで、法定通貨の価値に不安を感じる人が急増。

お金を大量に印刷すると、お金の価値が下がってインフレが起きたりしちゃうね
そこで注目されたのが「国や銀行に依存しない金融」=DeFiでした。
国や中央銀行の方針によってお金の価値を操作されてしまうことは、大きなリスクにもなります。

だからきゅぴーは、預金だけでなく、株式、仮想通貨にも資産を分散させることをオススメしてるよ
DeFiで稼ぐ方法(イールドファーミング)

僕もDeFiをやってみたいな!具体的にはどうやってお金を増やすの?
DeFiで稼ぐ3つの方法
DeFiには資産(仮想通貨)を預けるだけで収入を得られる方法がいくつかあります。代表的な3つの方法をまとめました。
方法名 | 仕組み | 難易度 | 年利の目安 |
---|---|---|---|
レンディング | お金を貸して利息をもらう | ★☆☆ | 3〜10% |
ステーキング | ブロックチェーンの仕組みを支える代わりに報酬を得る | ★☆☆ | 3〜8% |
イールドファーミング | 流動性を提供して報酬を得る | ★★☆ | 5〜20%超もあり |
仮想通貨のレンディング・ステーキングについてはこちらの記事をご覧ください。
イールドファーミングとは?

年率がやたらと高いけど、このイールドファーミングって何?

利回り(イールド)を収穫(ファーミング)するっていう意味なんだけど、実際は仮想通貨をペアで預けて「取引の土台」を支えることで報酬をもらう仕組みなんだ
①「資金を提供して報酬を得る」ってどういうこと?
- DEX(DeFi取引をする分散型の取引所)では、ユーザー同士が通貨を交換しますが、そのためには「交換用の通貨ペア」が必要になります。
- そこでユーザーが通貨ペア(例:BNB/USDT)を預けてあげると、その人は「流動性提供者(Liquidity Provider = LP)」になります。
- LPは、交換が行われるたびに手数料の一部を報酬としてもらえます。

意味不明です…流動性って何?

じゃあ、こんな例えはどう?
たとえ話:DeFiは「無人の八百屋さん」
- ある町に「無人の八百屋」ができました🍅
でも、お店にはまだ商品が何も並んでいないから、お客さんが来ても何も買えない… - そこであなたが、自分の家で採れたトマトとナスを棚に並べたとします。
それが「通貨ペアを預ける」=流動性を提供する、ということ。 - お客さんが来て、自分の持ってきた玉ねぎと、あなたが置いたトマトを交換していったら…
そのたびに、レジが自動でチャリンと小銭(手数料)をくれる。


「商品を提供して、その売上の一部を報酬としてもらう」という仕組みで、これがイールドファーミングの本質なの

なるほど〜!なんで預けるだけで稼げるのか、イメージがつかめたかも!
② イールドファーミングの報酬の内訳

でも、年率10%も手数料もらえるって実際あり得るの?
イールドファーミングの報酬の内訳は以下の通りです。
- スワップ手数料の一部
→ 通貨を交換する人が支払う手数料の0.25〜0.3%などが分配される。 - 運営からのインセンティブ報酬
→ DEX運営側が「たくさん預けてくれてありがとう!」の意味で、独自トークン(例:CAKEなど)を追加で配布。

この2つがあるから、年利10%超えも狙えるってわけ!

自分の資産を使って「取引所の機能を支える」って、ちょっと面白いかも!

普通は銀行や証券会社がやることを、ユーザー自身が参加して稼げるのがDeFiの革命的なところなんだ!
DeFiのイールドファーミングはどこで取引できる?

で、その取引はどこでできるの?仮想通貨の口座はコインチェックしか持ってないよ
コインチェックやバイナンスなどの仮想通貨取引所はCEX(中央集権型取引所)と言い、運営会社がユーザー資産を管理するシステムです。CEXではイールドファーミングの取引はできません。
それに対して中央の管理者がいない、非中央集権型の暗号資産取引所をDEX(分散型取引所)と言います。DEXでは、ユーザー同士が直接ウォレットを接続して取引します。
- DEX(Decentralized Exchange)は、中央管理者がいない仮想通貨の取引所。
- 銀行や証券会社のような運営会社はなく、スマートコントラクト(自動契約プログラム)によって動いている。
- ユーザー同士が直接やり取りする、いわば“自動販売機”のような取引所。

仮想通貨取引所はCEXとDEXの2種類に分けられるんだね〜
代表的なDEXとガバナンストークン

DEX(分散型取引所)にはたくさん種類があるんだけど、代表的なDEXは次の通り


「ガバナンストークン」って何?

ガバナンストークンは、言ってみれば「そのDEXの株式」みたいなものだね。最近話題のハイパーリキッド(HYPE)もDeFiプロジェクトだよ
各DEXでは、ガバナンストークンで手数料報酬が支払われます。(例:「パンケーキスワップ」では報酬としてCAKEトークンがもらえる。)
DeFiのリスクと向き合おう

DeFiって利率は魅力的だけど、初心者には危険もあるんじゃない?

さすがカピさん!DeFiのリスクと気をつけるべき点について解説していくよ
リスク①:プログラムバグのリスク
DeFiはコンピュータープログラムが銀行の代わりをしてるので、コードにバグがあると大事故になる可能性もあります。

えっ、DeFiはブロックチェーンの技術で「不正や改ざんが不可能」じゃなかったの?

そうなんだけど、そもそもDEXのプログラム(=スマートコントラクト)にバグがあったらその穴を利用されてしまうこともあり得るんだ
ブロックチェーン技術自体はハッキング不能ですが、DEX(分散型取引所)プログラムの穴が見つかることもあります。
一度書かれたコードは基本的に修正できないので、バグや脆弱性を突かれて、資金がごっそり抜き取られるケースも過去にありました、

だから、新興のマイナーなDEXではなく、ある程度歴史があって長期間ハッキングされていないような有名どころを使うのが無難。
例えば、ユニスワップはDeFiの元祖的存在でユーザーが多く歴史も長い。パンケーキスワップも、世界最大手の仮想通貨取引所であるバイナンスが出資しているのである程度信用があると予測できます。
リスク②:仮想通貨の暴落リスク
DeFiは「暗号資産を預けて増やす」という仕組みなので、「預け入れた通貨が暴落したら損をする」のは言うまでもありません。
預け入れた仮想通貨だけでなく、報酬のガバナンストークン(ユニスワップならUNI、パンケーキスワップならCAKE)が値下がりしてしまうケースもあります。

DeFiの通貨暴落リスクを避けたい場合はなるべくステーブルコインで運用するのがおすすめ
DeFiでステーブルコイン(USDTなど)を運用する場合は、他の値動きの大きい通貨同士を運用する場合と比べると利率は低くなります。
リスク③:詐欺プロジェクトに要注意
新興のマイナーなDEXの場合は特に、「集めた資金を持ち逃げされるリスク」があります。
例えば、「このDEXで今なら年利500%!」など異常に高すぎる利回りでSNSやYouTubeで宣伝するパターンは要注意。資金がたくさん集まったところで運営が持ち逃げする可能性があります。
そのため、初心者のうちは、高利回りを求めて怪しいDEXを触らないことです。

こういうのはいわゆる「魔界」って言われてる
最初は手数料や利率だけにこだわらわず、実績のあるDEX (ユニスワップやパンケーキスワップなど)、と実績のある通貨ペアを選ぶのが鉄則です。
- DeFi運用初心者は、プログラムバグや詐欺プロジェクトの可能性が低い実績あるDEX(分散型取引所)を選ぼう
- 仮想通貨の暴落リスクもあるので最初は少額から始めてみよう
まとめ:DeFiは未来の金融。「学びながらやる」が大事!

DeFiは誰でも参加できる金融革命!

今の銀行システムって、実は不効率で古いのかも…
「難しくて内容が入ってこないよ〜」という人も、この記事では「そんな技術があるんだ」ぐらいの認識ができればOK。DeFiのポイントをおさらいしましょう。
- コストのかかる銀行に頼らなくても、自分の資産を自分で動かせる
- スマートコントラクトで、自動化と透明性が実現
- 実際に年利10%以上のリターンが得られることも!
まだ日本では少数の人しか知らないDeFi。革命的な技術ですが、まだ市場が未成熟なところも多く、ハッキング、詐欺プロジェクトなどのリスクは確実に存在します。
大切なのは、「仕組みを理解してからやる」こと。くれぐれも「〇〇すれば稼げる!」という情報だけを信じるのは危険です。
DeFiは少額からでも始められるので、自分の手を実際に動かしてみると理解が10倍深まります。最初は「儲けよう」とは考えず、失っても痛くない金額で経験を買う感覚がベスト。

きゅぴーは最初、パンケーキスワップに10万だけ入れて始めました
DeFiは未来の金融インフラになるかもしれない技術。でも、魔法の箱ではなくあくまでも「新しい技術」です。「知る → 少額で試す → 学ぶ」このステップが一番の近道になります。

「やってみたい」と思った人は、きゅぴーが実際にパンケーキスワップのやり方を解説するので次回の記事をチェックしてみてね
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